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【在学生の皆さんへ】学長メッセージ ― 対面授業の再開にあたって ―

学長 岡本英男 2021年6月22日

皆さん、こんにちは。学長の岡本英男です。

政府の緊急事態宣言が6月20日をもって解除されたことに伴い、本学は6月28日から緊急事態宣言前の形態で授業を実施します。

私は今、4月8日の授業開始日に、多くの学生の皆さんが明るい表情でキャンパスを行き交うのを目にしたときの喜びを思い出しています。それ以降しばらくの間、私が主催している学長ゼミも図書館のブラウジングルームで行い、対面でゼミを行うことの充実感を味わうことができました。しかし、4月25日から東京都に緊急事態宣言が発令され、その後2度の再延長がなされ、結局、オンラインのみでの授業が2か月続くことになりました。

この間、私たちは創意工夫を重ねながらオンラインでの学びを進化させてきました。私自身、学長ゼミで10名ほどの学生と画面越しで毎週白熱した議論を展開してきました。しかしそれでも、対面でゼミや講義を行なえることの喜びはひとしおです。何よりも、皆さんの肌のぬくもりから人柄、気配や息遣いといった身体全体から発する反応を感じながら授業ができるからです。この感覚、そしてこの気持ちは、授業を受ける側にいる皆さんも同じだと思います。どうか、夏休みまでの短い期間ですが、この喜びに浸りながら、先生との、そして友人との交流を、そして学びを深めて行ってください。また、授業の合間に図書館を訪れたり、新しく生まれ変わった新次郎池周辺を散策してみてください。きっと皆さんは、改めて、本学キャンパスの美しさ、そして居心地の良さを実感するでしょう。

最後に、私から皆さんへお願いがあります。現在、緊急事態宣言こそ解除されましたが、新規感染者数は依然高い状態にあり、東京都はまん延防止等重点措置の対象下にあります。引き続き、感染予防策を踏まえた適切な行動をとり、体調管理に努めてください。とくに、常時マスクを正しく着用すること、アルコール消毒等でこまめに手指消毒を行うこと、対面での食事・食事中の会話を避けること、この3点については、遵守してくださるようお願いします。また、通学の際にも、大学近隣の方々を含め、不安を抱えて生活している人々がいることを深く理解して行動してください。

本学の建学の精神は「進一層」と「責任と信用」です。皆さんは、この「責任と信用」を自らの行動指針として、キャンパス内はもちろん、通学の途中でも、そしてキャンパス外でも、自らが感染しないことはもちろん周りの人たちを感染させないことを前提とした行動の継続をお願いいたします。このことが皆さんの大学生活を実りあるものとすると同時に、皆さんを「誰からも信頼される責任ある社会人」に育て上げるものと私は確信しています。

本学公式Youtubeチャンネルでメッセージ動画を公開しています。ぜひご覧ください。